Raytac BT4.2モジュール(Nordic nRF52832) “MDBT42Q” 電波認証について

Nordic SemiconductorのBluetooth SoC nRF52832への関心は日に日に増してきており、
同ソリューションベースのRaytac社 MDBT42Qへの問い合わせも比例して頂いております。

Raytac社はMDBT42Q(nRF52832ベース)の量産を開始しており、
現在世界各国への出荷を進めております。

Bluetooth SIGロゴ認証に関しては、
近々にリリースする次の品番との連動のため、12月中の取得を予定していますが、
各国の安全電波認証関連に関しては、
モジュールポリシーを採用する多くの国の認証をすでに取得しています。

*「モジュールポリシー」
完成品一つ一つで認証を得るのではなく、
モジュールの状態で特定の条件をクリアすることで、
モジュール自体を完成品として登録し、
そのモジュールを採用する多くの完成品に一つの認証で対応できるようにしています。

下記写真の様に、モジュールポリシーに対応する為、
シールドケースに各国の認証番号をレーザー彫刻で刻印しています。

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Raytac nRF51モジュール(MDBT40/MDBT40-P) Bluetooth QDIDについて

Bluetooth製品を市場に流す場合は、
DIDを購入しBQE(Bluetooth Qualified Experts)が発行するテスト結果を提出し、
購入したDIDを有効にする必要があります。

*SIG認証プロセスの詳細は過去記事参照
「Bluetooth SIG認証プロセスを解説」

DIDを有効にすることで、
Bluetoothのロゴを使用することが可能になるという手順です。

bluetooth-smart-logo

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認証取得済みBLEモジュールと開発環境

BLEモジュールを選定する際に各国の認証取得状況やBluetoothロゴ認証の有無は
初期費用予算との関係や信頼性の点で、判断材料としては大きな要素かと思います。

ただし、取得済みだからといって
自身が想定している環境で組み込めるとは限りません。
giteki mark singleBluetooth_FM_Color
開発環境において
モジュールの評価段階において以下のことを確認しておくと良いと思います。
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イノベーション インセンティブプログラム(IIP)について

Bluetooth SIGにおいてはスタートアップ企業などに適用される特典を用意しており、
DIDの購入費用などのディスカウントが受けられます。

IIP(Innovation Incentive Program)の適用条件は以下の通りです。
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Bluetoothロゴ認証においてのCo-BrandとWhite Labelingについて

SIGの規格によると、すべての「ブランド」は固有のDeclaration ID(DID)を
個々の製品に必要としています。

*ロゴ認証については過去記事参照
『「Bluetoothロゴ認証」って?』
『Bluetooth SIG認証プロセスを解説』

 

ここで良くお客様から問い合わせのある2つの事例
”Co-Brand” (共同ブランド)
”White Labeling”(相手先ブランドでの提供≒OEM)
について、SIGからの回答を引用して解説します。
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Bluetooth 製品開発のStep by Step

Bluetoothは業界標準ですが、既に無数の対応デバイスが存在し、
Bluetooth SIGにおいても開発者が容易に市場投入できるように
様々なサポートがあります。

今回はBluetooth製品に馴染みがない開発者向けに
製品を市場に投入するまでのステップを確認したいと思います。

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