Nordic nRF54 Raytacモジュール ―「小型 × 高性能 × 豊富なアンテナ構成」を実現するAN54LQ / AN54LVシリーズ―

Raytac Corporationは、Nordic Semiconductorの最新SoC nRF54Lファミリーを搭載したBluetooth® Low Energyモジュール
「AN54LQ」「AN54LV」シリーズをラインアップしています。

本シリーズは、小型設計が求められる機器や、RF特性にシビアなアプリケーション
さらには性能を最優先する設計まで、幅広い用途に対応できる柔軟性を特長としています。

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【PCN】一部モジュールのu.FLコネクタ外観変更に関する重要なお知らせ

当社が代理店を務める Raytac社 より、Bluetooth/Wi-Fi/LoRaモジュール製品に関する製品仕様変更(Product Change Notice:PCN) の発表がありましたのでご案内いたします。

🔔 変更内容の概要

Raytac社は、以下のモジュール製品に対して、u.FL コネクタの外観仕様を変更することを発表しました。これは今後出荷されるロットに適用されます。Raytac Corporation

対象となる製品は以下の通りです:

  • MDBT42Q-U512KEN

  • MDBT42Q-U512KV2

  • MD8521P1-U001

  • MDBT50Q-U512KEN

  • MDBT50Q-U1MEN

  • MDBT50Q-U512K

  • MDBT50Q-U1MV2

  • MDBT53-U1M

  • AN54LQ-U05

  • AN54LQ-U10

  • AN54LQ-U15

  • AN7002Q-U

  • AN02U53U
    (※各モデルについては、該当のDate Code以降のロットが変更対象になります)

📌 重要ポイント

機能・性能・信頼性には変更なし
今回の変更はあくまで u.FLコネクタの外観仕様に限られるものであり、製品の機能・性能・信頼性には影響がありません。

認証・技術資料はそのまま有効
既存の 各種認証や技術資料(データシート、設計資料など)はそのまま有効 ですので、継続してご利用いただけます。

📋 対象モジュールの活用例

Raytac社のモジュールは、Bluetooth LE や Wi-Fi、LoRa などの無線通信機能を必要とする IoT機器、産業機器、センサネットワークなど幅広い分野 で採用されています。

例えば:

  • nRF5340 ベースのBluetooth 5.4 モジュール(例:MDBT53-U1M)は、高性能なワイヤレス機器開発に適したソリューションです。Raytac Corporation

  • その他、Nordic SoC 搭載モデルはBLEやThread、Mesh通信対応など多様な仕様を提供しています。

 

📤 お客様へのお願い

今回の変更情報は、製品選定・生産準備・設計管理に関わるすべてのお客様にとって重要な情報です。
該当製品をご利用中の方は、設計管理情報や在庫管理に反映いただくようお願いいたします。

 

引き続き、Raytac製品の最新情報や技術動向をお届けしてまいります。今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

 

「Bluetoothが変えるヘルスケアの未来」

*本記事はBluetooth SIGから2025年11月5日のレポートを要約したものになります。

 

―ウェルネスから病院運営まで、あらゆる場面で進む“健康のデジタル化”―

世界的に医療費の増大や人手不足、患者の高齢化が進む中、ヘルスケアの在り方は大きな転換点を迎えています。その中心にあるのが、私たちの生活に最も身近な無線技術「Bluetooth」です。

近年の技術進化によって、Bluetoothは単なる“イヤホンをつなぐ規格”から、ウェアラブル機器・医療機器・建物管理・患者ケアまで、ヘルスケア全体を支える重要なインフラへと進化しています。

リリース概要:Bluetooth Core6.2仕様公開

(出典:Bluetooth SIG公式ブログ) Bluetooth® Technology Website
無線技術標準「Bluetooth®」において、約半年ごとの更新サイクルに則り、“Core 6.2” がリリースされました。今回は、応答速度の向上/セキュリティ強化/テスト・通信基盤の機能改善を軸に、IoT・スマート家電・産業用途などへの要求を踏まえたアップデートとなっています。

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Raytac & abietec が Embedded World North America 2025 に出展します!

【台湾・新北市 / 米国・ロサンゼルスより】

Raytacグループ(Raytac Corporation (USA) および abietec Inc.を含む)が、Embedded World North America 2025に参加いたします!

会期は2025年11月4日~6日、会場はカリフォルニア州アナハイム・コンベンション・センターです。

ぜひ、ブース番号 #5067 までお越しください!

今年は、多くのエキサイティングなニュースをご用意しています。

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Raytac 製品変更通知(PCN):Nordic SoC USB-Aドングル – MDBT50Q-RXシリーズ

Raytac Corporationは、以下の製品シリーズに関する公式な**製品変更通知(PCN-25100801)**を、すべてのお客様およびパートナー様にお知らせいたします。

 

■対象シリーズ

MDBT50Q-RX シリーズ(nRF52840/833ベースのUSB-Aドングル)

 

■対象モデル

  • MDBT50Q-RX ([製品リンク])

  • MDBT50Q-RX-33

  • MDBT50Q-RX-ATM ([製品リンク])

  • MDBT50Q-RX-ATMS

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【法人様限定・少数在庫限り】評価用サンプルに最適!定番Bluetoothモジュール特別提供キャンペーン

いつも弊社製品をご利用いただき、誠にありがとうございます。

この度、法人のお客様限定で、長きにわたり多くのプロジェクトで信頼されてきた定番Bluetoothモジュールを、評価用サンプル購入に最適な特別価格にてご提供するキャンペーンを実施いたします。

 

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【先着順】Raytacの開発基盤をご購入の方に、Nordic開発キットをプレゼント! *まだまだ間に合います!(2025/12/23現在)

RaytacのBLEモジュールやIoT開発基盤を検討されている皆様へ、特別なキャンペーンのお知らせです。

この度、Raytacの特定の開発基盤をご購入いただいたお客様を対象に、Nordic nRF52/nRF53 DK無料でプレゼントするキャンペーンを実施いたします。

※本キャンペーンは、在庫がなくなり次第終了となります。プレゼントは先着順、発注のタイミングを基準とさせていただきますので予めご了承ください。以下にプレゼントの在庫数量について1日1回更新いたします。更新のタイミングによっては実在庫数とギャップが発生し、ご注文時には在庫がなくキャンペーン対象外になるケースが御座いますのでご了承ください。

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nRF Connect SDK「Bare Metal option」登場 – nRF54Lシリーズ開発がより身近に

2025年8月末、Nordic Semiconductorから新たに nRF Connect SDK Bare Metal option が発表されました。これは、nRF54Lシリーズ向けにZephyr RTOSを使わず、より軽量なBare Metal構成でBluetooth LEアプリケーションを開発できるソフトウェアオプションです。

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Zephyrを広げるRaytacの力 ― 小さなモジュールが生む大きな未来

*本記事はRaytac社のファームウェア開発副マネージャー Stanley Huang 氏(MSc)執筆分の翻訳となります。

【Stanley Huang, 新北市】

オープンソースのプラットフォームである Zephyr RTOS の話になると、多くの人がすぐにST Micro、NXP、Nordicといった大手チップメーカーを思い浮かべます。
しかし私にとって、Zephyr が開発者コミュニティの間で本当に有名になった理由は、実際に手に取れるモジュール ― すぐに接続して使えるハードウェア ― にあると思います。そうした観点では、Raytacは過小評価されているものの、このエコシステムにおける非常に重要な貢献者の一つです。


RaytacモジュールがZephyrをより身近にする

私たちはチップベンダーではなく、Nordicチップセットをベースとした高品質で世界的に認証を取得したモジュール、特にBluetoothやWi-Fiモジュールの製造を専門としています。
代表的な製品には AN7002Q、AN54LQ、AN54LV、MDBT53、MDBT50Q、MDBT42Q などがあります。

これらのモジュールはすでに地域ごとの無線規制認証(FCC、IC、CE、KCなど)および最新のBluetooth規格に準拠しており、開発者に「プラグアンドプレイ」かつ「量産対応可能」という安心感を提供します。
そのため、RaytacのモジュールはZephyr開発者にとってBLE機能をテストする最も手軽なプラットフォームのひとつになっています。

私が初めてBLEペリフェラルプロジェクトでZephyrを使った際には、Raytacの MDBT50Q-DB-40 開発ボード を組み合わせました。
west build -b nrf52840dk_nrf52840 というシンプルなビルドを実行し、J-Link または nRF Connect for Desktop でファームウェアを書き込むだけで、スマートフォンにBLEビーコンがすぐに表示されました。
クリーンでシンプル、無駄がなく、開発者に優しい ― これがRaytacのスタイルです。


モジュールは製品開発で欠かせない役割を果たす

「Raytacは単にモジュールを作っているだけで、真のコアはNordicのSoCだ」という人もいるでしょう。
しかし私の考えでは、オープンソースシステムのZephyrにおいて最も貢献するのは、まずプロジェクトを動かすためのハードウェアです。

RaytacのZephyr対応開発キットは、手半田付けや規制認証、アンテナ設計といった面倒な作業を不要にし、エンジニアがZephyrを用いたアプリケーション開発に集中できるようにします。
開発者はRaytacのキット上で、ZephyrのBLEペリフェラル、セントラル、GATT、HCIといったサンプルを直接実行可能であり、ワンストップのハードウェアソリューションとして利用できます。
このように、RaytacはZephyrの使いやすさを大きく前進させてきました。


RaytacはZephyrの応用範囲も広げる

Raytacの多くのモジュールは超小型で、ウェアラブル、スマートセンサー、低消費電力ビーコンなどに理想的です。これらはまさにZephyrが得意とする分野であり、Raytacのモジュールが企業に「夢のデバイス」を実現するための物理的なプラットフォームを提供します。

例えば AN54LV-15 のような小さなモジュールでZephyrを動かすと、トウモロコシの粒より小さいサイズでありながら、フルRTOSを実行し、BLEスタックを管理し、タイマーをトリガーし、I2Cセンサーを駆動し、さらにはクラウド接続まで自律的にこなせることに開発者は驚かされるでしょう。
この組み合わせは、単に開発を容易にするだけではなく、「Raytacのハードウェアで自分のプロジェクトを作れる」という開発者のインスピレーションを引き出します。


Raytacは主役ではないが、常に準備ができている

Zephyrの舞台で主役のスポットライトを浴びるのはNordic、STM、Intelといった企業かもしれません。
しかしRaytacは舞台裏で演技を支える重要な役割を果たしています。

私たちは安定した高品質・低消費電力のプラットフォームを提供し、Zephyrのあらゆるコードが実行できる場所と、あらゆる機能の土台を用意します。
私たちの最大の価値は、開発者がアンテナ設計やRF干渉の懸念を回避できるようにし、Zephyrエコシステムにスムーズに参加できることです。


私たちの製品は、求められる信頼性と期待される効率性を届けます。

ぜひRaytacがZephyrエコシステムをどのように支えているかをご覧いただき、シームレスに統合できる開発キットやモジュールをご確認ください。

お問い合わせ先:

  • 日本代理店㈱フクミ 問い合わせe-mail : lbt_bt@fukumi.co.jp

記事執筆: ファームウェア開発副マネージャー Stanley Huang
編集: ビジネス開発マネージャー Tony Yin