Update Bluetooth Qualification Process

今後のBluetooth®認証プロセスが改定される流れについて現時点(2024/04/09)での概要をまとめておきます。

認証プログラムの改定は参照ドキュメントQPRD v3が承認される予定で進んでおり、2024年7月1日に発効する予定とのこと。

*現在の認証プロセスの参照ドキュメントはPRD v2.3。申告プロセスドキュメントはDPD v1.0

また、QPRD v3で適用される新しい認証プロセスとポリシーに対応するため、新たな認証ツールQualification Workspaceも同じく2024年7月1日に提供を開始することで計画されているようです。

*現行の認証ツールはLaunch Studio。

今後、新旧の比較やRaytacのBLEモジュールを採用頂くお客様での認証プロセスへの影響などは詳しい情報が発表され次第に検証しご連絡をしていく予定ですが、今回は簡単な改定内容について下記に列挙します。

  • 複数の文書を統合し、手続きをシンプルにする
  • 製品の設計に焦点を当てた新しい手続きの導入
  • 製品の種類を新しいカテゴリーで置き換える
  • 用語の更新と以前の手続きとの区別
  • テスト要件の明確化
  • 必要なテストのみを行うことでテスト計画を簡素化
  • 以前のバージョンの使用を許可する
  • 再評価要件の廃止
  • 製品の相互運用性の向上
  • ガイダンスとして分かりやすい表の追加

より詳細を把握されたい方は最新のドラフトであるQPRD v3を直接確認ください。

 

尚、気になる点として以下は確認済みとなります。

・認証費用の変更は?

 →現時点で予定なし。

・今までの認定製品に何かしらの対応が必要か?

 →今回の改定ですでに認定されている製品への影響はない。

・認証済みモジュールを採用する顧客への影響は?

 →参照していたQDIDは新たにDN(Design Number)に変更されるようですが、

 お客様側のプロセスは大きく変更がない可能性が有ります。(追って詳細確認必要)

 

以上、以前よりBluetoothの認定プロセスが複雑すぎるという声をきいての今回の改定のようですが、シンプルにユーザー様側で具体的な変更点が分からないと安心できないですね。今後の情報をお待ちください。

【至急】Bluetooth® SIG メンバーアカウント認証(2022/06/22まで)

Bluetooth® SIGの全メンバーの対象に、現在(2022/05/24)登録アドレスの確認作業を行っているようです。

期日6月22日(12:00 UTC = 21:00 JST)迄に確認作業を行わない場合は、Bluetooth® SIGのWorking Groupから外されてしまうようなのでご注意ください。

*SIGメンバーにはメールが行っているようですが(2022/05/24頃)、スルーしている方は下記手順をご確認ください。

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Raytac nRF51モジュール(MDBT40/MDBT40-P) Bluetooth QDIDについて

Bluetooth製品を市場に流す場合は、
DIDを購入しBQE(Bluetooth Qualified Experts)が発行するテスト結果を提出し、
購入したDIDを有効にする必要があります。

*SIG認証プロセスの詳細は過去記事参照
「Bluetooth SIG認証プロセスを解説」

DIDを有効にすることで、
Bluetoothのロゴを使用することが可能になるという手順です。

bluetooth-smart-logo

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Bluetoothロゴ認証においてのCo-BrandとWhite Labelingについて

SIGの規格によると、すべての「ブランド」は固有のDeclaration ID(DID)を
個々の製品に必要としています。

*ロゴ認証については過去記事参照
『「Bluetoothロゴ認証」って?』
『Bluetooth SIG認証プロセスを解説』

 

ここで良くお客様から問い合わせのある2つの事例
”Co-Brand” (共同ブランド)
”White Labeling”(相手先ブランドでの提供≒OEM)
について、SIGからの回答を引用して解説します。
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Bluetooth SIG認証プロセスを解説

Bluetoothのロゴを使用するにあたっての認証プロセス(Qualification/Listing/Bluetooth Certificated/Declaration等々様々な呼び名がありますが…)は、やはり分かりにくい!
そんなお話をよく聞きますので、再度今回は紹介したいと思います。
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Bluetoothのブランド商標(ロゴ)  使用上の注意

Bluetoothの商標ライセンスはBluetooth SIGメンバーのみに許諾されています。
また商標は認定プロセスと申告プロセス(総称してBluetoothコンプライアンスプログラム)を
経た製品にのみ使用することが出来ます。

以下は使用する際の注意事項をまとめたものです。
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「Bluetoothロゴ認証」って?

Bluetooth機器であることを証明するためにBluetoothのロゴを製品に表示する必要がありますが、

それはBluetooth SIG(Bluetooth Special Interest Group。 Bluetooth無線技術推進の中心となっている

業界団体、認証団体)によるBluetooth 認証プロセスを合格した製品のみ使用することが出来ます。

 

*このBluetooth認証プロセスは2014年2月より大幅な変更が有りました。
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