Bluetooth技術の普及と標準化を担うBluetooth SIG(Special Interest Group)は、2026年3月1日付で以下のようにメンバー費および製品認証費を改定することを決定しました。
続きを読む “【業界情報】Bluetooth SIG、2026年3月よりメンバー会費・認証費用改定&過去5~6年の値上げ履歴”
Bluetooth®モジュール (BT4.2 / 5 / 5.1 / 5.2 / 5.3 / 5.4 / 6.0)
Bluetooth技術の普及と標準化を担うBluetooth SIG(Special Interest Group)は、2026年3月1日付で以下のようにメンバー費および製品認証費を改定することを決定しました。
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今後のBluetooth®認証プロセスが改定される流れについて現時点(2024/04/09)での概要をまとめておきます。
認証プログラムの改定は参照ドキュメントQPRD v3が承認される予定で進んでおり、2024年7月1日に発効する予定とのこと。
*現在の認証プロセスの参照ドキュメントはPRD v2.3。申告プロセスドキュメントはDPD v1.0
また、QPRD v3で適用される新しい認証プロセスとポリシーに対応するため、新たな認証ツールQualification Workspaceも同じく2024年7月1日に提供を開始することで計画されているようです。
*現行の認証ツールはLaunch Studio。
今後、新旧の比較やRaytacのBLEモジュールを採用頂くお客様での認証プロセスへの影響などは詳しい情報が発表され次第に検証しご連絡をしていく予定ですが、今回は簡単な改定内容について下記に列挙します。
より詳細を把握されたい方は最新のドラフトであるQPRD v3を直接確認ください。
尚、気になる点として以下は確認済みとなります。
・認証費用の変更は?
→現時点で予定なし。
・今までの認定製品に何かしらの対応が必要か?
→今回の改定ですでに認定されている製品への影響はない。
・認証済みモジュールを採用する顧客への影響は?
→参照していたQDIDは新たにDN(Design Number)に変更されるようですが、
お客様側のプロセスは大きく変更がない可能性が有ります。(追って詳細確認必要)
以上、以前よりBluetoothの認定プロセスが複雑すぎるという声をきいての今回の改定のようですが、シンプルにユーザー様側で具体的な変更点が分からないと安心できないですね。今後の情報をお待ちください。
前回の値上げ(2022年1月1日)から半年を待たずして、2023年6月27日のBluetooth SIG取締役会にてメンバーシップ料金の値上げが承認されたようです。
■改定時期
2024年1月1日より
■改定率
15%UP(前回は20%UPなので合算で138%UP)
■新料金テーブル
現在進行している、または予定しているプロジェクトがありましたら、再値上げ前の2024/01/01までにDIDの購入をお勧めします。
Bluetooth® Market update 2023が更新されました。
「Bluetooth®製品のデバイス総数は今後も着実に増加し続ける見込」
COVID-19の影響により、世界規模でサプライチェーンに影響が及び、スマートフォン、アセットトラッカー、音声制御デバイスシステム(スマートスピーカーや自動車の音声制御システム等)などの一部のデバイスタイプにおいて短期的な出荷不足が生じました。近未来予測は昨年からわずかに減少していますが、アナリストは5年後半に高い成長を予想しています。2027年までに、年間75億6,000万台のBluetooth対応デバイスが出荷され、次の5年間で9%の複合年間成長率(CAGR)を見込んでいます。
「Classic vs Low Energy」
今日では、スマートフォンからタブレット、ノートパソコンまで、すべての従来のプラットフォームデバイスにBluetooth ClassicとBluetooth Low Energy(LE)が含まれています。Bluetoothデュアルモード(Bluetooth Classic + Bluetooth LE)は、テレビなどの追加のプラットフォームデバイスでも標準化されつつあります。このため、過去5年間に出荷されたBluetoothデバイスのほとんどは、デュアルモードデバイスであり、今後もデュアルモードデバイスが続くでしょう。さらに、イヤホンなどの多くのオーディオデバイスも、デュアルモード動作に移行しています。
接続された家電製品の強い成長と、最近リリースされたLE Audioにより、周辺機器はシングルモードのBluetooth LEデバイスの出荷増加を引き続き牽引するでしょう。2027年までにシングルモードのBluetooth® LEデバイスの年間出荷台数は、デュアルモードの年間出荷台数にほぼ匹敵するでしょう。
「ペリフェラル機器がシングルモードのBluetooth®LEデバイスの成長を牽引」
周辺機器デバイスの強い成長により、Bluetooth® LEシングルモードデバイスの出荷台数は、今後5年間で2倍以上に増加すると予測されています。また、シングルモードLEとデュアルモードClassic + LEデバイスの両方を考慮すると、2027年までにBluetoothデバイスの97%がBluetooth LEを含むことになります。
「全てのプラットフォームデバイスがBluetooth®Classic及びBluetooth®LEをサポート」
Bluetooth® ClassicおよびBluetooth® LEは全てのプラットフォームデバイスに搭載されているため、開発者はこれらの技術が使用できることを前提とすることができます。Bluetooth LEとBluetooth Classicが100%のスマートフォン、タブレット、およびPCに搭載されているため、Bluetooth技術によってサポートされるデュアルモードデバイスの数は完全な市場飽和状態に達しています。
「ペリフェラルがBluetooth®デバイスの出荷増加を促進し続ける」
全てのプラットフォームデバイス(スマートフォン、タブレット、およびPC等)がBluetooth® LEをサポートしているため、周辺機器におけるBluetooth技術の成長率は、プラットフォームデバイスの成長率を上回り続けるでしょう。2023年には、Bluetooth周辺機器の出荷量がプラットフォームデバイスの出荷量を倍増させる見通しです。
以上が公表内容の和訳となります。
Bluetooth®製品のマーケット拡大に伴い、Bluetooth®を商標利用に関して違反しているユーザーも多くなっている事実に対して、この度Bluetooth® SIGの商標ライセンス保護のための監査についてポリシーの変更があったようです。
下記が変更点の概要となります。
そもそもの監査の仕組みや上記で気になる「費用回収料」について、もう少し詳しく見ていきたいと思います。
昨今の半導体不足(2023年中も続くと想定されます)に起因するBluetooth®モジュールの入手性の悪さは、新規商品の市場投入の機会を減らすだけでなく、既存製品の安定供給にも多大に影響し、各社調達・購買部門のご担当者様はハードネゴや代替品の調査・獲得に翻弄され、実際モノが入庫されるまで安心できない状況が続いているかと思われます。
そのような中、比較的納期が短くご用意させていただいているRaytacのBLEモジュールへの問い合わせが増えている状況ですが、入手性を重要視することに注力しすぎてBluetooth SIGへの認証が済んでいないモジュールを選定してしまい、後々大きなトラブルに発展した実例も同様に最近よく聞くようになりました。(もちろんRaytacのBLEモジュールは全て電波法における技適マーク、及びBluetooth SIGへの認証登録が済んでいる製品です。)
新規製品開発時の部材選定時、または代替品を探す際には認証関係で以下の点に注意して評価されることをお勧めいたします。
Bluetooth®コア仕様の最新バージョン Bluetooth® 5.4は2023年1月31日にBluetooth Special Interest Group (SIG)の理事会によって採用され、2023年2月7日からSIG認証を受けることが可能になりました。
今回はBluetooth®5.4の主な新しい特徴について記載したいと思います。
Bluetooth® SIGの全メンバーの対象に、現在(2022/05/24)登録アドレスの確認作業を行っているようです。
期日6月22日(12:00 UTC = 21:00 JST)迄に確認作業を行わない場合は、Bluetooth® SIGのWorking Groupから外されてしまうようなのでご注意ください。
*SIGメンバーにはメールが行っているようですが(2022/05/24頃)、スルーしている方は下記手順をご確認ください。
この度、3月9日のBluetooth SIGの取締役会によって
Bluetooth SIGメンバーシップにかかる費用の値上げが決定されました。
まずは、
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