*ハードウェアのセットアップに関しては以前の記事「MDBT53/53V Demo Board(nRF5340)設定方法」を参照してください。
導入:ネットワークコアとアプリケーションコア(nRF5340は2つのプログラマブルArm® Cortex®-M33プロセッサが搭載されています)それぞれの書き込み可能なzephyr.hexファイルが準備出来ている状態で、MDBT53/53V nRF5340 BLEモジュールに書き込んでみたいと思います。
Step 1.
nRF Connectの実行→Programmer→Open
Step 2
“SELECT DEVICE”をクリックし、「nRF5340 DK」のアイコン(Programmer appによって読み込まれます)を選択
Step 3
「nRF5340 DK」のアイコンをクリックし、「Erase All」を選択し、MDBT53/53Vのフラッシュを一旦きれいにします。
Step 4
「Add File」をクリックし、Programmerにあるネットワークコア用とアプリケーションコア用のzephyr.hexファイルをロードする。
Step 5
「Erace &Write」にてMDBT53/53Vのメモリー内に両方のzephyr.hexを書き込みます。
Step 6
MDBT53/53Vモジュールからのデフォルト名「Nordic_UART_Service」のワイヤレスブロードキャストを検証するには、「nRF Connect for mobile」アプリを使用して、モバイルで「デバイススキャン」を実行してください。 モバイルでデバイス名が検出されれば成功です。
以上簡易では御座いましたが、nRF5340は非常に強力なNordicのマルチコアシステムオンチップ(SoC)で現状(2023/03/09時点)でNordic BLEでは最上位機種となります。産業用オートメーションや照明システム・スマートホームなどでの採用が特に期待されます。
RaytacはnRF5340を使用したブランクモジュール及び評価ボードの用意がありますので、お問合せフォームまたは御見積依頼フォームからお気軽に。
■Raytac nRF5340モジュール
MDBT53-1M / MDBT53-P1M / MDBT53-U1M
■Raytac nRF5340 評価ボード