Bluetoothのロゴを使用するにあたっての認証プロセス(Qualification/Listing/Bluetooth Certificated/Declaration等々様々な呼び名がありますが…)は、やはり分かりにくい!
そんなお話をよく聞きますので、再度今回は紹介したいと思います。
■STEP 1
「Bluetooth SIGメンバーになる」
Bluetooth SIGのHPに行き「Join the SIG Become a Member」をクリックし、
その後は流れに沿って必要情報を入力するだけ。
まずはアダプターメンバーから開始して、件数が増える又は他の恩恵を受けたい場合に、
アソシエイトメンバーへのアップグレードを検討すると良いと思います。
■STEP 2
「供給元から製品情報を入手する」
実装予定のBluetooth(チップ、モジュール、スタック、デザイン等)が既に他社によって
認証プロセスが完了している場合(Reference QDIDが公開されている)、
必要情報を入手していれば、申告プロセスのみで完了
*全プロセスは大きく分けて2つ「適合性確認」と「申告」となります。
■STEP 3
「適合性の確認」(=資格を得る)
SIGが用意するオンラインでのTest Plan Generator (TPG)を使用します。
TPGにおいて…
・製品タイプの選択(End product / subsystem / component / development tool
test equipment等)
・サポートされている仕様・特徴の選択(ICS)
・自動整合性チェッカーを使用しての機能の準拠を確認
以上で、必要なテスト内容が生成されます。
以降は、その全てのテスト項目についてBQB (Bluetooth Qualification Body:ロゴ認証判定者)に
試験を依頼しレポートを作成してもらうのが一般的な流れです。
その後は、Compliance folderを作成し、テストレポートを提出することになります。
■STEP 4
「DID(Declaration ID:申請ID)」の購入
こちらもSIGのメンバーページから購入可能です。
その後は、やはりオンラインで新しいリスティングを作成し必要事項の記入。
■STEP 5
「DoC(Declaration of Compliance)に署名」
前項のリスティング作成においてオンライン上のQLI(Qualification Listing Interface)が
登録したい製品に合ったDoCを自動作成します。
それに署名をするだけです。
以上が簡単な流れですが、図示すると下記の通りです。
また、2014年2月1日前後でのプロセスの比較は下記の通りです。
*2014年2月以前の資料ですので「現在の参照モデル」が旧で「新しい参照モデル」が現在です。
ピンバック: Raytac nRF51モジュール(MDBT40/MDBT40-P) Bluetooth QDIDについて | Bluetoothモジュール (BT4.0 & BT4.1 & BT4.2)
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