Bluetooth Classと通信距離の関係について


「BluetoothのClassってなんですか?」
「Class 1とClass 2の違いって?」
「Classと通信距離の関係って?」
この様な質問は良く聞く質問だと思います。

BluetoothのClassは電波強度によってClass分けされていて、
Class 1~3まで分類されています。

上記質問に対して簡単に理解するために下記表を掲載します。

bt class vs distance

この表を見るとRaytacのMDBTシリーズのBLEモジュールは非常に通信距離が長い事がわかりますね。

通信距離はビーコン用途等では特に導入コストに係わってくる重要な要素なので、
注目したい部分です。

*後日頂いた質問で「上記クラスの概念はBLEにも適用できるか?」についてですが、
Nordic Developer Zoneにて下記表の掲載がありましたので、参考に載せておきます。

(追記)

通信距離に関しては様々な要素が影響します。例えば同じ送信出力でも物理層(CODED PHY / 1M PHY / 2M PHY)が違うと、通信距離の結果は大きく違ってくるデータもあったります。またもちろん受信側のアンテナの性能にもよるところが大きいです。そのため、上記のクラス別の通信距離は参照程度ということになります。

Bluetooth Classと通信距離の関係について” への2件のフィードバック

  1. koh 返信

    BLEにclass規定を当てはめることは可能ですか?
    BT4.x仕様上でも明記されているのでしょうか。

    YESの場合、市場に出回っているBLEの主はどのclassに位置するのでしょうか。メーカ依存でしょうか?

    • YuIwadate 投稿作成者返信

      BLEにもClassの概念を当てはめることは可能かと思われます。
      一般的に市場に出回っている消費材において、電波法の技術適合マークが付与されているものであれば、主にClass 2かと思います。極端に通信距離が短い物(例えば1M程度)の記載であればClass 3の可能性もあります。
      BLEは消費電流を抑えた規格となっていますが、電波強度(通信距離)と機器の総合的な消費電流の関係は必ずしも比例していない(一概には言えない)とも言えます。

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