予定通りBluetooth SIG(Special Interest Group)は6月16日(現地時間)に
「Bluetooth 5」規格を正式に発表しましたね。
リリースは2016年末から2017年初旬の計画だそうです。
■Bluetooth 5の特徴は?
Bluetooth 5は短距離無線通信規格の最新版。
Bluetooth4.2と比べて同じ消費電力で到達距離は4倍に、伝送速度は2倍になるとしています。
*伝送速度:これまでの最大1Mビット/秒から、最大2Mビット/秒へ
*到達距離:これまでの見通し約100mから、約400mへ
通信範囲の拡大は、IoTで注目されているスマートハウス、ビルオートメーション等を
より強力にサポートし、普及率を飛躍的に拡大させるものになるでしょう。
さらにブロードキャストメッセージングの容量は8倍になり、ビーコンや位置情報関連サービスなどの、
次世代の無線サービスの拡大にも寄与することになります。
*これまで遅れるデータ量は文字数にして31文字分だったが、これを約8倍の255文字分まで拡大
→URL等が送れるようになり、ビーコン用途におけるペアリングレスコネクションが不要となる
現にSIGによると、現在Bluetooth採用製品は82億点使われており、
2020年までにIoT端末の3分の1以上でBluetoothが採用されると見ているようです。
以上からわかる通り、消費電流値はBluetooth4.2と同じ程度であるようですが、
現状と同等の仕様まで落とすことにより、消費電流値は抑えられる=電池のさらなる長寿命化も
狙えるという事ですね。