昨年12月8日にBluetooth SIGによって正式採用された最新版のBluetooth 無線技術コア仕様の
Bluetooth 5ですが、Raytacも採用するNordic Semiconductor ASAの対応状況について
Nordicからの公表情報をもとに簡単にまとめたいと思います。
Nordicの「nRF52832」(量産中)はRaytacのMDBT42、MDBT42Qシリーズに採用していますが
Nordicが提供するSoftDevice S132(nRF52832用のスタック)のアップデートで、
Bluetooth 5に対応できます。
既にプレリリースされているα版の「S132 V5 alpha」では、
2Mbpsモードをサポートしています。
また、「nRF52832 + S132 V5」以降では、Bluetooth 5の主要機能である
「2Mbps+PHY」と「Advertising Packet Extention」もサポートされます。
さらに12月7日に発表された「nRF52840」では、
「2Mbps+PHY」と「Advertising Packet Extention」に加え
「Long Range」もサポートします。
もちろん「nRF52832」は他の「nRF5シリーズ」同様に、
Full-FLASHでSoftDeviceのOTAも可能ですので、
現在開発中の製品だけではなく、すでに市場に出荷されている製品も、
Bluetooth 5へアップグレードすることが可能です。
「nRF52832」用のBluetooth 5対応の認証済みSoft Device (S132 V5)のリリースは
2017年Q1内にて予定されているとのことです。
(現在のS132 V5は先行検証用のAlpha版です)