【技術解説】Bluetooth®の通信速度が約4倍に?新規格「HDT(高データスループット)」が拓く次世代ワイヤレス通信の世界

こんにちは、株式会社フクミ Bluetoothチームです。

私たちの身の回りでは、ワイヤレスイヤホンをはじめ、スマートウォッチやスマートホーム機器、工場のセンシング機器など、数多くのBluetoothデバイスが活躍しています。

日常生活にすっかり溶け込んでいるBluetoothですが、製品を開発する現場やユーザーの利用シーンにおいて、次のような課題や要望を感じたことはないでしょうか?

  • 「ワイヤレスイヤホンでCDクオリティのロスレス音源を途切れず楽しみたい」

  • 「スマートウォッチに溜まった生体センサーのログを、スマホへ一瞬で同期させたい」

  • 「機器のファームウェア更新(OTA-DFU)にかかる待ち時間を短縮したい」

こうしたニーズに応えるべく、Bluetooth Special Interest Group(SIG)が2026年11月に採択を発表した注目の新機能が「Bluetooth® HDT(High Data Throughput:高データスループット)」です。Bluetooth Core Specification 7.0にオプション機能として追加され、Bluetooth LEの通信性能を大幅に拡張します。

今回は、Bluetooth LE(Low Energy)の常識を塗り替えるこの新機能について、基本概要から通信の仕組み、技術的な背景、そしてハードウェア選定におけるポイントまで分かりやすく解説します!

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