Nordic nRF52832の特徴まとめ


RaytacのBLEモジュールMDBT42シリーズに搭載するNordic nRF52832 SoCについて
特長をまとめてみようと思います。

nRF52 logo

■超低消費電力(ULP)ワイヤレスSoC
無線消費電流値はDC-DC 3Vで
5.3mA – TX (0dBm出力時)
5.4mA – RX (1Mbx時) となります。

また、システム消費電流は
0.4μA – システム・オフ時
1.4μA – システム・オン時(32kHz XO, RTC非動作時)
1.8μA – システム・オン時(32kHz XO, RTC動作時)
RAM保持電流 – 40nA/4KB

*すべてのシステム・ブロックとペリフェラルに個別の電源管理コントロールがある

■マイクロコントローラ/ブログラムメモリ/RAM
32ビットARM Cortex M4F CPU
512kBフラッシュメモリ+キャッシュ
64kB(4kB x 16ブロック) RAM

■無線ブロック
BluetoothとANTをサポート
NordicのnRF24APシリーズ、nRF24Lシリーズ、nRF51シリーズと無線相互性あり
*SoftDeviceのnRF51シリーズS130とnRF52シリーズS132には
共通のソフトウェア・アーキテクチャが採用されている

■出力・感度
出力は最大+4dBm~-20dBmまでで4dB単位で調整可能
感度は範囲 -96~-89dBm (Bluetooth -96dBm, ANT -92.5dBm)

■OTA DFU
Over The Air Device Firmware Updateに対応

■OOB(帯域外)ペアリング
NFC-Aタグ・インターフェースを搭載しておりNFCによって帯域外のペアリング可

上記特徴を活かし、用途としては…
IoT (Smart Home / センサーネットワーク / ビルオートメーション等)
ウェアラブル機器(健康 / フィットネス / 医療機器 / リストウォッチ等)
各種リモコン、入力機器(マウス・キーボード・トラックパッド等)
ビーコン   等々
上記の様なソリューションとしてさらに強力にサポート出来るようになりました。

 

RaytacのMDBT42シリーズも今後どのような機器に組み込まれていくか楽しみです。
皆さんもMDBT42(QFNパッケージ)の評価は御済ですか?
(参照記事:「NordicのnRF52モジュールを評価用として提供開始」)
上記問い合わせよりいつでもご要望ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください