Bluetooth Low Energy(BLE)はClassic Bluetoothと比べて省電力化されていますが、
何が違うのでしょうか?
(1)通信スキームの違い
従来のBluetoothはマスタ(親機)からの問いに対してスレーブ(子機)が必ず応答していました。
頻度としては625μ秒単位で周波数を変えながらホッピングしていましたが、
BLEでは7.5m秒~4秒の間隔で通信しており、マスタからの問いに対して
必ず応答する必要が無くなったため、大幅に通信回数が減りました。
(2)スキャンのチャンネル
従来のBluetoothは通信相手となるデバイスを探すのに全79チャネルをスキャンしていましたが、
BLEではスキャンを3チャネルに減らしスキャン時間を大幅に削減しました。
(3)データ伝送
BLEは短いデータを短時間で扱うことに特化しており、
最高スループットは28.8Kbpsとなっています。
(4)チャンネル数
従来のBluetoothは、2402~2480MHzの周波数の間で1MHz間隔で計79chでしたが、
BLEは2MHz間隔で計40chとなっており、ピーク消費電力の省電力化に寄与しています。
以上の4点の違いからBLEは省電力化が実現されています。