長い事記事が更新できていませんでした…
更新していない間、新しいモデルやProduct Change Notice (PCN)が発行されていたりなど御座いますので、一旦最新情報に関してはRaytacのHPも合わせて御確認下さい。
さて、今回の久々の記事は噂されていたBluetooth® Low EnergyのAudio Streamingについて.
先のCES2020にてBluetooth SIGより発表が御座いましたね!
今回のCES2020にて新しいオーディオ機器の接続通信規格である「LE Audio」が発表されました。
①低消費電力
もちろんBluetooth® Low Energyでの規格なので低消費電力が期待されます。発表によると「Low Complexity Communications Codec(LC3)」を採用することで、低ビットレートでも音質が従来のものより向上されるとの事。
長寿命や小型化が期待されますね。
②マルチストリーミング
従来のものは1対1の接続でしたが、LE Audioは複数のデバイスに接続が可能になります。これは従来の両耳イヤホンを例にとると片耳からもう片耳への中継をすることなく送信できる為、ラグが解消されることが期待できるだけではなく、公共施設などで多言語の音情報を送信できるようになったりと、ますますアプリケーションが増えることが期待され、LE Audioの最大の特徴といっても良いと思われます。
③ブロードキャスト
先の例に出たように、LE Audioはブロードキャストによる音情報の共有がかのうになります。
さて、今回は規格の発表でしたがLE Audioの仕様定義に関してはQ2あたりと予想されています。従いましてLE Audioに対応した製品は来年。という事になりそうですね。