度々このブログで告知・進捗報告をしていましたが、
Raytacの新しいBLEモジュール「MDBT42Q-192K/P192K」の
量産・出荷が開始されましたのでご報告します。
Raytac(台湾)が11月より出荷しているMDBT42Q-192K/P192Kは
NordicのnRF52810を搭載しており、Bluetooth 5に対応しています(Long Range非対応)
nRF52810はnRF52832の廉価版に位置しており、RAM(24kB)とFlash(192kB)の容量を抑え
ネットワークセンサー、ビーコン、ウェアラブル、HID無線製品、玩具等々に
搭載されることが期待されます。
nRF52810はピンレイアウトがnRF52832と同様で、
nRF52832から移行を検討している方にも新たなハードウェアデザインの負担を無くし、
比較的簡単にコストダウンを実現します。
実際、引き合いを頂いている開発者様の殆どは既にnRF52832を使用している方が多く、
少数のサンプルのみで以降を検討されています。
RAMとフラッシュが64kBから24kB, 512kBから192kBと小さくなりますので、
容量の心配をされる方が多いですが、NordicよりnRF52810用の軽量化された
S112 SoftDeviceも用意されております。(容量は約100kBしか使用しません)
開発者様においてはMDBT42Q-192K/P192Kと、SoftDevice S112、
また最新のSDKであるv14.1を準備して頂ければ環境が整うと思われます。
下記はRaytacが簡易にレビューできるnRF52810モジュールの特徴となります。
より詳しい情報は下記仕様書より参照ください。
MDBT42Q-192K/P192K 仕様書(⇐クリックお願いします)