Nordic SemiconductorよりnRF52840のリリース情報が出ましたね!
2016年6月にBluetooth SIGより発表があったBluetooth 5に対応するSoCで、
今後各方面からも詳細情報が流れると思いますが、
ここでも下記に少し…
■概要
・Bluetooth 5 をサポート
新たな特徴である通信距離とスループットの向上
最大で4倍の通信距離、また倍のRAWデータ帯域幅(Bluetooth 4.2との比較)
スマートホーム、スマートペイメント、メディカル、ウェアラブル端末等
いわゆるIoT機器としてのアプリケーションに適しているとされています。
・IEEE802.15.4(WPAN / 単距離無線通信規格)をサポート
複数のワイヤレス技術(ZigBee / Thread / 6LoWPAN等)を使用する環境で、
相互運用可能な基盤技術として活用の幅が増えました。
・64MHz 32-bit ARM Cortex-M4F プロセッサ
・1MB Flash memory / 256kB RAM
既存よりフラッシュメモリは2倍、RAMは4倍に
・複数の最新ペリフェラルをサポート
ANT / 2.4GHz RF / Full speed USB2.0 / Quad SPI等
・駆動電圧は1.7V – 5.5V
充電バッテリーなどの5Vを超える電源にも対応
・ARM®暗号化アクセラレータCryptoCell-310搭載
IoTが抱えるセキュリティーの面の強化
・AQFNパッケージ
7×7 73ピン(GPIO 48ピン)
また、Bluetooth 5の通信距離とデータスループットの向上をサポートする
ソフトウェア・スタック「S140 SoftDevice」もリリースされます。
現状ではエンジニアリングサンプルと開発キットは入手可能な状態ですが、
nRF52840自体の供給予定は2017年Q4辺りのようですので、
実際に各モジュールメーカーからの出荷は2018年Q1からとなりそうです。
より詳細の情報はNordicの公式HP下記Linkより