Auracast™の市場規模は?


LE Audioの仕様公開と、Auracast ブロードキャスト オーディオ に関するニュースに

オーディオ業界が沸いていることについては、容易に想像できることかと思います。

どのようなユースケースが見込まれていて、どれだけの施設で恩恵を受けられるか等

市場感についてSIGよりレポートが出ておりましたので紹介いたします。

■Auracast™ 概要

スマートフォン、ノートPC、TVなどの送信機器から、複数の受信機器に向けて同時にオーディオ信号を配信/共有できるBluetooth®の新機能。受信機器の同時接続数は無制限となる。

 

■ユースケース

・公共の場における聴覚補助
空港、映画館、講堂、会議場、礼拝所等、場内放送システムを使用する施設では、利用者が
放送を直接自分のAuracast™ 対応Bluetooth® イヤホン/補聴器で受信できるようにする
ことで、放送が聞き取りやすくなります。


• 各種窓口における聴覚補助
銀行、小売店、映画館等、窓口サービスを提供する施設では、利用者に自分のAuracast™
対応Bluetooth® 補聴器を使用してもらうことで、セキュリティが確保された1 対1 の聴覚
補助サポートを提供することができます。


• 無音テレビ
空港、室内競技場、ホテル、レストラン、待合室等、無音テレビを設置している施設では、
利用者が自分のAuracast™ 対応Bluetooth® イヤホン/補聴器でテレビの音声を聴ける
ようにすることで、満足度の高い視聴を可能にします。


• ツアー用システム
博物館、会議場、観光名所等、団体見学ツアーを実施する施設では、ツアー参加者が自分
のAuracast™ 対応Bluetooth® イヤホン/補聴器を使用できるようにすることで、ツアー
をさらに楽しんでもらうことができます。


• 多言語対応
会議場など多言語の同時通訳サービスを提供する施設や、動画で複数の言語の中から音声を
選べる場合、視聴者が希望する音声を、自分のAuracast™ 対応Bluetooth®イヤホン/補聴
器によって受信できるようになります。

 

■施設数・可能性の規模

Auracast™が活用出来る施設数について主要3地域(北米・西欧・アジア太平洋)を対象に調査が行われ、推計では「6,000万か所」を超えると報告されました。

 

■各ユースケースの適合度(どれだけ活用されるか?)

 

上記はまだまだ想定の範囲内といったところです。

今後より多くのユーザーが利用していくことで、想像されていないイノーベーションもおこってくるでしょう。それぐらいポテンシャルのある新しい技術だと期待されますね。

 

■Auracast™ 対応 Nordic SoC

Nordic Dual-Core SoC nRF5340をベースとしたRaytacのBLEモジュールは…

MDBT53-1M  /   MDBT53-P1M

MDBT53V-1M  /  MDBT53V-P1M

すでに量産中ですが、まずはNordicのnRF5340 Audio DKにてお試しされるのが良いかと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください