例えば、NordicのnRF52832は「+4dBm~-20dBmの範囲で送信出力をプログラム可能」や
「-96dBmの受信感度」って書いてあったりしますよね?
今回はこのdBmって何?という方向けの記事です。
■読み
「デシベル」って読みます。
たまに「でぃーびーえむ」って呼んでいる人もいますので、
どちらでも良いのでしょうね。
■意味
電波の説明をするときに、この単位をを使います。
「デシベル」とは、基準値の信号と比較してどの程度大きいと表現する方法です。
基準値は1mWで0dBmとなりますので、下記の様に表せます。
1/10000倍 = -40 dBm
1/1000倍 = -30 dBm
1/100倍 = -20 dBm
1/10倍 = -10 dBm
1mW = 0 dbm ←これが基準値です
10倍 = 10 dBm
100倍 = 20 dBm
1000倍 = 30 dBm
10000倍 = 40 dBm
このように実数では非常に桁数の大きな数字を、
デシベルでは少ない桁数で表すことができます。
また、デシベルの単位にしておけば、色々な計算時に各要素の足し算、引き算で出来ることも
この単位を使用さる目的といえます。
単純に説明してしまうとBluetoothにおいてデシベル単位の相関関係を説明すると、
デシベルが高い=消費電力高い(電池寿命短い)=通信距離が長い
デシベルが低い=消費電力低い(電池寿命長い)=通信距離が短い
と言えます。
*通信距離や消費電力は多様な要素が関係しますので、
上記の様に一概に言えないケースが殆どかと思われますが…